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ロシアのウクライナ侵攻で考えておきたい 有事の際のお金と投資

ロシアのウクライナ侵攻により、世界中でロシアに対する非難の声が上がっています。万が一、日本で同じようなことが起こった場合、私達の財産はどうすればいいのでしょうか。

株式市場は機能停止、場合によっては多くの株式が価値を失う

2022年の株式市場は、世界的な下落に見舞われています。1月から3月初旬までで、日本の株式市場では、日経平均株価、TOPIXが10%程度の下落、アメリカではS&P500、NYダウなどの主要株式指数が10%近く下落しています。反対に価値が増加しているのは、金(ゴールド)で、年初から8%程度の上昇、原油については50%近い上昇となっています。

今回の軍事侵攻は日本にとって対岸の火事ではないという意見があります。ネットのコメントを見ていると、確かに絵空事ではないと感じている人も増えている様子です。一方で、積立投資はこのまま続けるべきだという、平和が維持される前提の意見もあります。

投資に限らず、私達は生活する上でいろいろな可能性を検討します。今の世界情勢で考えれば、直ちに和平交渉が結ばれて平穏な日々が戻る道があります。和平まで長引き、ロシア経済が破綻した後、世界に波及する道もあるでしょう。日本が侵略されるというケースもかなり悪いケースとして考える必要がありそうですし、第三次世界大戦や核戦争が始まるケースまで想定するのも心配しすぎとは言えない状況に見えます。

最悪の可能性を考えれば、株式市場は売買どころではなく市場の機能が停止。価格形成ができない間に、ヘッジファンドなどから株式や通貨を売られて市場が大暴落する可能性もあるでしょう。倒産する上場企業も出てくるでしょうし、そうなれば株式は無価値になります。証券会社は営業活動どころではなくなりそうです。

国債や利払い停止、デフォルトにより返済されない可能性

安全資産とされてきた日本国債についてはどうでしょう。日本という国が機能しなければ、国債の利払いされずデフォルトが起きるかもしれません。国債がデフォルトを起こせば、円の価値は暴落し輸入品の価格が暴騰しハイパーインフレが発生するといったシナリオもありそうです。国債がデフォルトを起こせば、国債で運用している銀行と生命保険会社の財務も毀損するでしょう。ロシアについては、デフォルト前に通貨が大幅に下落しています。

日本で預金封鎖など都市伝説のように思われていますが、国債がデフォルトするような状況であれば、預金の引き出し制限が行われても不思議ではありません。ニュースではATMに長蛇の列ができた場面を流していました。食料品が不足するといった事態が現実になるかもしれません。

保険は戦争免責により生命保険、損害保険が無効化される

侵攻を受けて怪我をしたり亡くなったりした場合、生命保険から保険金や給付金は支払われるのでしょうか。生命保険は戦争などのリスクは免責されることになっています。保険料の計算上に用いられる生命表を揺るがすような意図的なリスクに対しては、保険金を払う必要がないのです。※ただし、状況によると但し書きもあります。

損害保険も同様に戦争は免責とされます。したがって、自宅、家財、自動車などが破壊されたとしても保険金が支払われる可能性は低くなります。


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