日米欧の先進7カ国(G7)は11日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて開催した臨時エネルギー相会合の共同声明を発表した。声明は、ロシアから欧州へのパイプラインを通じた天然ガス供給の途絶リスクを緩和するため、液化天然ガス(LNG)の供給を増加させる重要性を強調し、投資が必要だと訴えた。
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石油や天然ガスの生産国に増産の検討も要請。ロシアの侵攻を非難し、原発施設への攻撃を懸念した。
欧州連合(EU)がロシアの天然ガスへの依存を減らすことは「特に緊急の課題」と明記した。石油輸出国機構(OPEC)に対し「果たすべき重要な役割に留意する」とし、増産に期待を示した。OPECは31日、非加盟の産油国とつくる「OPECプラス」を開き、今後の生産態勢を協議する予定だ。