NY株反落、112ドル安 停戦交渉の長期化を警戒

    10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比112・18ドル安の3万3174・07ドルで取引を終えた。ロシア、ウクライナ両国の外相が会談したが、目立った進展がなく、停戦に向けた交渉の長期化を警戒した売り注文が優勢となった。

    朝方に発表された2月の米消費者物価指数は前年同月に比べて7・9%上がり、上昇率は40年1カ月ぶりの大きさとなった。インフレが加速し、個人消費が冷え込むとの懸念も投資家心理の重しとなった。

    ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落し、125・59ポイント安の1万3129・96。

    個別銘柄では、家庭用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やITのアップルの下げが目立った。石油のシェブロンは上げた。(共同)


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