「治安悪化感じる」5割超 ネットも不安、世論調査

    内閣府などが入るビル=東京都千代田区(桐原正道撮影)
    内閣府などが入るビル=東京都千代田区(桐原正道撮影)

    内閣府は11日、令和3年12月~4年1月に実施した「治安に関する世論調査」の結果を発表した。日本は治安が良く、安心して暮らせると答えた人が8割を超えた一方、「ここ10年で治安は悪くなった」との回答が5割超と「良くなった」を上回った。

    犯罪への不安を感じる場所の設問(複数回答)で、回答のトップは「インターネット空間」。不正アクセスやフィッシング詐欺などサイバー犯罪の取り締まりを求める人も多かった。

    調査は18歳以上で日本国籍を持つ全国の3千人を対象とし、1790人が回答。例年は調査員が面接したが、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえて郵送で行ったため、過去の調査結果との単純比較はしていない。

    「治安が良く、安全で安心して暮らせる国だと思うか」との問いに「そう思う」は24・5%、「どちらかといえばそう思う」は60・6%。ここ10年の治安は「悪くなった」が10・1%、「どちらかといえば悪くなった」が44・5%だった。


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