国際オリンピック委員会(IOC)は11日、ロシアのウクライナ侵攻を非難するバッハ会長のメッセージを公式サイトで公開し、国際大会からのロシア選手除外は「スポーツの政治化だ」と主張するロシア側に「安直な議論のわなには引っ掛からない」と不快感を示した。
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バッハ氏は「日々あまりに多くの人々の苦しみや不安、絶望、破壊を目の当たりにして打ちひしがれている」と吐露。全ての責任は国連の五輪休戦決議に違反したロシア政府にあると断じた。
ロシアの国民や選手、競技団体には非がないと強調する一方で、大会に出場できないウクライナ選手がいる点や、反ロシア感情の高まりによる安全面のリスクを指摘。大会から除外せざるを得ない「ジレンマ」に理解を求めた。(共同)