中国、新型コロナ感染急増 日本人学校でもPCR検査

    10日、中国吉林省長春市でPCR検査を受ける市民(新華社=共同)
    10日、中国吉林省長春市でPCR検査を受ける市民(新華社=共同)

    中国政府は13日、新型コロナウイルスの無症状を含む市中感染者が中国本土で12日に3122人確認されたと発表した。11日の1524人から倍増しており、上海の日本人学校で地元政府の要請により全児童対象のPCR検査が行われるなど、当局は警戒を強めている。

    感染者数は、中国政府が無症状感染者数の公表を始めた2020年3月末以降で最多。感染を徹底して押さえ込む「ゼロコロナ」政策を続ける中国では高水準となった。

    東北部の吉林省が全体の約7割を占め、2千人以上の感染を確認。長春市では事実上の都市封鎖(ロックダウン)が続く。次いで感染者が多い山東省では青島市が12日、映画館などの営業を停止すると表明。必要な場合を除き市内から出ないよう呼び掛けた。

    上海日本人学校の虹橋校は13日、原則全児童を対象にした異例のPCR検査を実施。学校前は日曜日にもかかわらず送迎の保護者らであふれた。(共同)


    Recommend

    Biz Plus