原発の専従警備隊設置を議論 首相「国民の関心高まっている」

    岸田文雄首相は14日の参院予算委員会で、ロシアがウクライナの原発を攻撃したことに関し、日本国内の原発に警察の専従警備部隊を設置することを議論する考えを示した。「原発の安全に対して国民の関心が高まっている。(専従部隊を置く)福井での取り組みを横展開できないかという観点で考えることは重要だ。検証した上で議論を展開するよう考えたい」と述べた。立憲民主党の福山哲郎氏への答弁。

    参院予算委で答弁する岸田文雄首相=14日午前、国会・参院第一委員会室(矢島康弘撮影)
    参院予算委で答弁する岸田文雄首相=14日午前、国会・参院第一委員会室(矢島康弘撮影)

    福山氏は、福井県に専従部隊があることを指摘した上で、他の原発立地県でも設置すべきだと主張した。これに対し警察庁幹部は「福井県には多くの原発が存在することから従事する警備部隊を置いた」と答弁。他の原発でも、所要の訓練を積み、必要な装備を備えた要員が原発の警備につく態勢を整えていると説明した。


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