横山大観らの近代日本画コレクションで知られる足立美術館(島根県安来市)は15日、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が選定した日本庭園ランキングで、2021年の1位になったと発表した。1位はランキングが始まった03年以降、19年連続。
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専属の庭師7人が、きめ細かな手入れで庭園の質を維持してきた。昭和45年の開館以来無休で、毎朝、職員総出で庭掃除をしている。
2位は桂離宮(京都市)、3位は山本亭(東京都葛飾区)、4位は皆美館(松江市)、5位は京都平安ホテル(京都市)。国内外の造園研究家らが、国内約千カ所の庭園を対象に、その質や建物との調和、職員の対応などを評価した。
足立美術館の足立隆則館長は「心待ちにしていた朗報。日本一の庭園の素晴らしさをぜひ満喫してほしい」とのコメントを出した。