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露、南部へルソン州全域を制圧と発表 侵攻後初めて

【ワシントン=渡辺浩生】ウクライナに侵攻したロシア軍は15日も首都キエフ周辺や南部などで攻撃を続け、同日、南部ヘルソン州の全域を制圧したと発表した。ヘルソン州は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島に隣接する。事実なら、ロシアが2月24日にウクライナ侵攻を開始して以降、州全域を制圧したのは初めてとなる。

ウクライナ南部ヘルソンで、国旗と同じ色の横断幕を運ぶデモ隊=13日(ロイター=共同)
ウクライナ南部ヘルソンで、国旗と同じ色の横断幕を運ぶデモ隊=13日(ロイター=共同)

ロシアとウクライナの停戦交渉は14日、オンライン形式で行われたが一時中断、15日に再開した。停戦交渉をめぐっては双方が前進への手応えを示しているが、実際に具体的な成果が得られるかは不透明だ。

へルソン州は、クリミア半島の重要な水源で、同州制圧はロシアによるクリミア半島の実効支配が一層強化されることを意味する。

また、米国防総省のカービー報道官は14日の記者会見で、露軍が13日に西部ヤボリウの軍事基地に撃ち込んだのは巡航ミサイルで、ロシア領空から長距離爆撃機によって発射されたことを明らかにした。

ただし、同報道官は西部への相次ぐ空爆が、米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国によるウクライナへの軍事支援に影響を与えるものではないと指摘。空爆された施設は複数ある輸送路に含まれていないとし、迅速かつ最大限の支援を続けると強調した。

一方、欧州最大級の南部ザポロジエ原発では14日、同原発を制圧した露軍が敷地内で弾薬を爆発させた。国際原子力機関(IAEA)は、戦闘で生じた不発弾を露軍が探しているとの連絡を受けていたという。

北部チェルノブイリ原発をめぐっても、13日にウクライナ側が送電設備を復旧したものの、露軍が送電線を再び損傷させた。損傷した詳しい経緯は不明。その後、ウクライナ側が送電線を改めて復旧したという。


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