サンリオ創業者が一線退く 辻信太郎氏、名誉会長に

    サンリオ創業者の辻信太郎代表取締役会長
    サンリオ創業者の辻信太郎代表取締役会長

    サンリオは15日、創業者の辻信太郎代表取締役会長(94)が、6月の定時株主総会後に代表権のない名誉会長へ就く人事を発表した。経営の一線から退く。中期経営計画を推進するために経営体制を刷新するとしている。

    サンリオは昭和35年の創業以来、人気キャラクター「ハローキティ」などで事業を発展させた功績に報いるとして、総会の承認を経て辻氏に特別功労金3億円を贈呈することも発表した。

    辻氏は35年に山梨県庁を退職し、山梨シルクセンター(現サンリオ)を設立した。令和2年7月、創業以来務めた社長から、代表権を持つ会長に就任した。


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