萩生田光一経済産業相は15日、海外からのエネルギー調達を巡り、ロシアへの依存度を下げていく考えを示した。ウクライナ侵攻を受けた対応で、先進7カ国(G7)の方針に歩調を合わせる。液化天然ガス(LNG)の代替供給源の確保などを通じて実現を目指すという。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/VMSUXL4IBRA5LN5J7NMYM2IJHY.jpg)
閣議後の記者会見で語った。日本はLNG輸入の1割程度をロシアに頼っている。萩生田氏は依存度の低減に向けた対応として、再生可能エネルギーや原子力といったエネルギー源の多様化も挙げた。
一方、ロシア極東サハリンでは、日本政府や企業が石油・天然ガス開発事業に参画している。萩生田氏はこうした事業について「エネルギー安全保障の観点から、エネルギー構成全体の中で対応を考えていく予定だ」と述べるにとどめた。