訪日客が多く訪れていた大阪・ミナミで、新型コロナウイルスの感染収束後を見すえたホテル開発が活発化している。近鉄不動産やスーパーホテルが3月、難波に相次ぎ開業。令和6年にもアパホテルが同社で西日本最大級となる2千室超のホテルを計画している。
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近鉄不動産は18日、同社初の宿泊特化型ホテル「フォーズホテル 近鉄 大阪難波」(大阪市中央区、全69室)を近鉄大阪難波駅から徒歩1分の場所に開業する。内装や家具を抗ウイルス・抗菌加工し、問い合わせや観光案内に対応するAI(人工知能)スピーカーを全客室に備えるなど非接触型のサービスを強化している。担当者は「コロナ後は訪日客にも多く利用してほしい」と期待する。
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スーパーホテルも2日、大阪メトロなんば駅近くに天然温泉付きのホテル(107室)を開業した。「かに道楽」など近隣の飲食店と提携した宿泊プランをを売り込んでいる。
一方、アパホテルは大阪・関西万博を翌年に控える令和6年10月下旬に、同社としては西日本最大級となる2060室のホテルの開業を計画する。JR難波駅から徒歩1分に立地し、屋外プールや大型レストランを設けた都市型リゾートを目指す。(田村慶子)