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ワースト1位は「ランドクルーザー」 盗難被害トヨタに集中 海外人気も影響か

昨年1年間に発生した自動車の盗難で、最も被害件数が多かった車種はトヨタの「ランドクルーザー」だったことが、日本損害保険協会(東京)の調査で分かった。その他のワースト10入りした車種も全てトヨタ製。特に同社の高級ブランドである「レクサス」シリーズはワースト10に入った車種で起きた盗難件数の約20%を占めた。

盗難の多くが夜間帯に集中(Getty Images)※画像はイメージです
盗難の多くが夜間帯に集中(Getty Images)※画像はイメージです


ワースト10の2割がレクサス

調査は2021年の1年間に全国で起きた自動車の「車両本体の盗難」と部品盗難を含む「車上ねらい」が対象。損害保険会社21社が保険金の支払いを行った事案を分析した。

調査結果によると、対象事案となった車両本体の盗難事件は2425件、車上ねらいは931件。車両本体の盗難被害に遭った車両を車名別に見るとランドクルーザーが最多で331件(13.6%)、プリウス266件(11.0%)、レクサスLX156件(6.4%)という結果だった。ランドクルーザーとプリウスは、ともにここ数年ワースト1位と2位につける“常連”となるなど、被害が特定の車種に集中している傾向がうかがえる。

また、ワースト10に名を連ねた10車種のうち3車種はレクサス。この3車種の盗難件数は合計250件で、ワースト10全体(1221件)の約2割にあたる。その影響もあってか、車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金の額が2019年の208万円から比べて236.9万円と押し上げられた格好となった。

これらの車種を含め、ワースト10にランクインした全ての車種がトヨタ製という結果となったことについて、同協会の広報担当者は「国内での保有台数の多さに加え、海外での人気の高さゆえに盗難、不正輸出の標的となりやすいのでは」との見方を示している。

盗難は夜間帯に集中

車両盗難の発生時間帯は「深夜~朝(22~9時)」が55.2%。夜間(17~22時)も含めると、6割以上の被害が夜~明け方の時間帯に集中していた。

同協会は「窃盗犯は薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると推察される」とし、盗難防止対策として、バー式ハンドルロックや警報装置等の盗難防止機器の使用、防犯設備が充実した駐車場の利用、貴重品は車内に放置しない等「複数の防犯対策を講じることが有効」だとしている。自宅の駐車場でも防犯カメラや防犯灯等を利用し、窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくすることも重要だという。

警察庁の犯罪統計資料によると、自動車盗難認知件数は2003年の年間6万4223件をピークに減少傾向が続いており、2021年は年間5182件となった。同協会のまとめでも対象事案となった車両本体盗難は、2020年の2964件、2019年の3800件と比べて減少傾向にある。


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