経済産業省は16日、ガソリンなど燃油価格の急騰抑制策で、石油元売り会社に支払う補助金額を17日から上限の1リットル当たり25円ちょうどにすると発表した。14日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は前週に比べて1リットル当たり60銭高い175円20銭。
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値上がりは10週連続で、平成20年9月以来、13年6カ月ぶりの高値水準となった。経産省は、補助金の支給により14円50銭の抑制効果があったと説明した。
灯油も18リットル(一般的なタンク1個分)当たり11円高い2071円で、13年5カ月ぶりの高値水準だった。
調査した石油情報センターによると、ウクライナ情勢の緊迫化で原油が高騰し小売価格に転嫁された。来週は政府による補助金の効果を見込んで、値下がりを予想した。
ハイオクは1リットル当たり60銭高い186円ちょうど、軽油は70銭高い154円90銭となった。