日銀が17日発表した令和3年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は3年末時点で2023兆円となり、前年末に比べて4・5%増えた。比較可能な平成17年以降で最高となり、初めて2千兆円を突破した。新型コロナウイルス禍が長期化して支出が抑えられたことに加え、株価が高値で推移し資産の評価額が押し上げられた。
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家計金融資産の内訳は、現金・預金が3・3%増の1092兆円。株式などは15・5%増の212兆円、投資信託も20・4%増の94兆円と伸びた。保険・年金などは1・0%増の540兆円だった。