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自衛隊「サイバー防衛隊」 新編、一元化で態勢強化

防衛省は17日、サイバー攻撃からのシステム防護を担う「サイバー防衛隊」を新たに編成し、防衛省で司令旗授与式を行った。陸海空自衛隊の共同部隊として従来の約1・3倍となる540人態勢に拡充。ロシアによるウクライナ侵攻などで世界的にサイバー攻撃のリスクが増す中、同省はサイバー防衛態勢の抜本的強化を図るとしている。

東京都新宿区の防衛省
東京都新宿区の防衛省

防衛省では従来、自衛隊共通ネットワーク「防衛情報通信基盤(DII)」を指揮通信システム隊が24時間態勢で監視し、各自衛隊にもDII担当の防護隊が配備されていた。今回の新編では指揮通信システム隊を「サイバー防衛隊」と名称変更して増員し、各自衛隊のDII担当を一元化し、効率化を進める。

政府サイバーセキュリティ戦略では中国、ロシア、北朝鮮を「脅威」として明記し、態勢強化を急ぐ。防衛省は来年度予算でも増員を図るほか、外国軍隊での部外人材活用事例の研究費(5000万円)や演習装置の増強(12億円)などを盛り込み、人材確保や基盤整備に力を入れている。

ただ、態勢は各国に比べて見劣りする。任務の範囲はそれぞれ異なるが、米国のサイバー部隊は約6200人、中国は「サイバー攻撃隊」として約3万人を擁するとされる。

岸信夫防衛相は同日の司令旗授与式後、記者団に「サイバー領域における優位性を確保するための大きな一歩だ。最前線部隊として重要な意義を持つ」と説明した。


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