インタファクス通信は16日、ロシアの名門ボリショイ・バレエ団のプリマ、オリガ・スミルノワさん(30)が退団し、オランダ国立バレエ団に移籍すると報じた。欧米メディアによると、スミルノワさんはロシアのウクライナ侵攻に反対を表明していた。

スミルノワさんは、会員制交流サイト(SNS)で「私はロシアを恥じることになるとは思っていなかった。才能のあるロシアの人々が誇りだった」と心情を明かし、「私たちはこの紛争の震源地にはいないが、無関心でいることはできない」と訴えた。
スミルノワさんはウクライナ人の祖父を持つが、それが反対の理由ではないと強調した。ロシアの文化・芸術界ではウクライナ侵攻後、有力ダンサーや音楽家の離反が相次いでいる。(共同)