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「粉砕花粉」がリモートワークの大敵に 室内での浮遊時間2倍以上

スギ・ヒノキの花粉症に悩まされる人が多いなか、人に踏まれるなどして粉々になった「粉砕花粉」について、パナソニックが注意を呼びかけている。粉砕花粉は通常の花粉よりも小さく、空気中を漂う時間が長いため吸い込んでしまうリスクが高いという。室内で長い時間を過ごすリモートワーク中のビジネスパーソンにとっても大敵になるようだ。

粉砕花粉(パナソニック提供)
粉砕花粉(パナソニック提供)

室内で床に付着したスギ花粉が、踏まれることでどのように変化するかをパナソニックが実験したところ、何度か踏まれることで花粉の外皮が細かく砕かれていく様子が確認された。通常のスギ花粉は直径30マイクロメ-トル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1、ミクロン)程度だが、この粉砕花粉はさらに小さいナノメートル(1ナノメートルは1ミリメートル100万分の1)単位の大きさだったという。

また、人の動きに合わせて舞い上がった花粉が空中に漂う時間を比較すると、通常サイズの花粉の大半が約1分20秒で床に落ちたのに対し、粉砕花粉は約2.25倍にあたる3分が過ぎても空中に残ることも分かった。

通常の花粉より粉砕花粉の方が、空気中に長くとどまるという(パナソニック提供)
通常の花粉より粉砕花粉の方が、空気中に長くとどまるという(パナソニック提供)

室内で粉砕花粉の“猛威”が確認されていることから、リモートワーク中のビジネスパーソンにも対策が必要だと言えるだろう。同社は2020年、花粉症の症状が引き起こす労働生産性の低下などを調査し、花粉症により1日あたり約2215億円もの経済損失が発生すると試算した。

くしゃみや目のかゆみで仕事のパフォーマンスが下がる時期が続けば、総合的な経済損失額が膨れ上がると考えられる。日本気象協会(東京)は東海、北陸、関東甲信、北海道は花粉の飛散量が昨年春よりも多く、経済の中心地である東京では3月中にスギ花粉が、4月上旬から中旬にかけてヒノキ花粉がピークを迎えると予測している。

パナソニックは粉砕花粉対策について埼玉大学大学院理工学研究科の王青躍教授から話を聞き、帰宅する前に服についた花粉を払い落として、家の中に花粉を持ち込まないようにするといったアドバイスを発信している。また、空気清浄機をあまり風の立たないところに設置すると、空気中に浮遊する目に見えないサイズの花粉を効率的に取り除けるとしている。



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