ITベンチャーの「AGRIST(アグリスト)」(宮崎県新富町)は、ピーマンを自動で収穫するロボットを地元農家と開発した。重労働の収穫をロボットが助けることで、高齢者や体が不自由な人でも在宅での農業参加などが可能になり、担い手不足の緩和に役立つと期待されている。
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ロボットは、ビニールハウス内に張ったワイヤにつり下げて移動する。内蔵カメラで撮影したピーマンの画像を人工知能(AI)が解析し、大きさや色から収穫期かどうかを判断。棒状の「収穫ハンド」を枝に差し込みピーマンを切り取る。
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アグリストは、自宅からパソコンなどで遠隔操作できる機能を開発中で、ロボットの24時間稼働の実現も目指す。
導入費用は3年間のレンタルで150万円。このほか、ロボットが収穫した売り上げの10%を使用料として支払ってもらうことで価格を抑えた。