大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の沿線を舞台に、『プリンセス・トヨトミ』などで知られる大阪出身の作家、万城目学(まきめまなぶ)さんが書き下ろした連作短編小説「みをつくし戦隊メトレンジャー」(全5話)が完成した。このうち「御堂筋レッド編」が18日から、大阪メトロ中津駅で無料配布されている。
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沿線の魅力を知ってもらおうと、同社営業部が地下鉄文庫「オオサカチカセツ」を企画し、昨年4月、万城目さんに「大阪メトロに乗りながら読みたくなる小説」の執筆を依頼し、快諾を得たという。
作家、万城目学さんが全5話の短編小説書き下ろし
「メトロの色や駅など存分にアイデアをいただき、5つの変テコな物語を紡いでみました」と万城目さん。作品は「もしも大阪に悪の組織と闘うヒーロー戦隊がいたら」という想定で、沿線のディープなスポットを舞台に、5人のメンバーそれぞれの視点で描かれている。
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冊子はA6判、16ページ。5路線の5駅で5千部ずつ配布予定(なくなり次第終了)。配布駅のポスターに掲示されたQRコードを読み取れば、スマートフォンでも読むことができる。
今後配布するのは、「谷町パープル編」=谷町線四天王寺前夕陽ケ丘駅(25日)▽「中央フォレストグリーン編」=中央線朝潮橋駅(4月1日)▽「長堀鶴見緑地イエローグリーン編」=長堀鶴見緑地線蒲生四丁目駅(8日)▽「今里オレンジ編」=今里筋線清水駅(15日)。