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ウクライナ避難民1千万人超す 露軍、避難所を爆撃

ウクライナに侵攻したロシア軍は20日も各地で攻撃を続けた。3週間近く露軍が包囲を続ける東部マリウポリでは市中心部に露軍が侵入、激しい戦闘が起きている。同市市議会はこの日、市民約400人が避難していた美術学校が露軍の爆撃で破壊されたと報告した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「マリウポリは戦争犯罪の歴史に残る」とロシアを非難した。

19日に提供された空爆後の劇場(中央)の衛星写真=ウクライナ・マリウポリ(2022 Maxar Technologies提供・AP=共同)
19日に提供された空爆後の劇場(中央)の衛星写真=ウクライナ・マリウポリ(2022 Maxar Technologies提供・AP=共同)

グランディ国連難民高等弁務官は20日、ロシアの侵攻によりウクライナ国内外の避難民が1000万人を超えたとツイッターで明らかにした。人口約4200万人うち4分の1近くが避難を強いられている。

ウクライナメディアなどによると、マリウポリには市民約30万人以上が取り残されている。ガスや電気も途絶え、住民は水たまりの水を飲むなどしている。

20日には市議会が、避難所となっていた美術学校が19日の露軍の爆撃で破壊されたと報告。死傷者数を確認中だとした。16日の露軍の空爆で多数の避難住民が生き埋めになった恐れのある劇場でも、戦闘により救出作業が進んでいない。

英BBCは19日、「ウクライナ軍が防衛しているが、露軍の戦力の方が大きい」とするボイチェンコ同市市長の話を伝えた。ウクライナ政府は14日時点で市民2500人が死亡した恐れがあると発表。被害はさらに拡大している可能性がある。また、市議会は19日、過去1週間に露軍が避難者ら1千人超を露領内に連行したと明らかにした。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で、マリウポリへの露軍の攻撃はテロだとし、「何世紀にもわたって記憶される」と述べた。

露軍はアゾフ海に面した要衝マリウポリを制圧し、東部の親露派地域と南部クリミア半島を陸路で結ぶ思惑だとみられる。露国防省は20日、19日夜から20日朝にかけ、航空機発射型の極超音速巡航ミサイル「キンジャル」でウクライナ南部ミコライフ州の軍事施設を破壊したと発表した。キンジャルの使用の公表は19日に続き2日連続。


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