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志望動機の書き方を「状況別」の例文で解説 採用担当者がチェックするポイントは?

はじめに

転職の際に必ず提出する履歴書や職務経歴書。そこにある志望動機の欄で苦戦する人は意外に多いようです。志望動機の欄は確かに記載するのが難しいですが、その内容次第で次の選考に進めるか否かが変わるといっても過言ではない重要なものです。

そのため、できるだけ採用担当者の心に響くような志望動機を書きたいところです。本記事では、志望動機の書き方について例文付きで紹介していきます。

志望動機はなぜ必要?

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)

そもそも志望動機の記入が必要な理由とは、簡単にいえば「企業側から見た“欲しい人材“と転職者側から見た“働きたい環境”がマッチしているか」を見るためです。

企業側からすれば「どのような理由で数多くの求人の中から自社を選んだのか」「どのようなスキルを持っていて、自社でどのように能力発揮してくれるのか」を知りたいのです。

加えて、転職者側からすると志望動機に「応募先企業はこのような企業だと感じた」「自分は応募先企業で働けば、このようなスキルを活かし、このように企業に貢献できる」と書いておくことで、自分がどのような企業でどのように働きたいのかをはっきりと示せます。

このように、双方のニーズをマッチングさせられるのが「志望動機」の欄というわけです。そのため、採用担当者から見て志望動機というのは、かなり重要度の高い項目となっています。

志望動機の適切な文字数について

志望動機は短すぎると「動機が薄い」「他の企業へのエントリーと使いまわしているのでは?」と感じられてしまいがちです。逆に、あまりにも長いと毎日多くの書類に目を通す採用担当者からすると、「もう少しまとめてほしい」と思われてしまいます。場合によっては流し読みになってしまい、伝えたいことが伝えきれないことも。

こういったことを踏まえ、志望動機はおおよそ「150~300文字程度」で作成するようにしましょう。もし、どうしても伝えたい具体的なエピソードなどがあり、履歴書では収まらない場合は別途「志望動機」として用紙を提出することも可能です。

ただし、その場合でも800文字程度(A4用紙1枚分)にまとめ、できるだけ採用担当者が読みやすいよう工夫しましょう。

志望動機の基本的な構成について

志望動機を書く際には、志望動機の基本的構成を知っておく必要があります。志望動機の基本構成は以下のとおりです。

1.応募先企業を選んだ理由

まずは、応募先企業を選んだ理由を簡潔に書きます。ただし、内容については具体性を持たせ、「他の企業でもいえること」にならないようにしましょう。応募先企業の公式HPや、求人サイトに載っている「先輩従業員のインタビュー」などをもとに考えるのもおすすめです。

2.自分の今までの経歴やスキル(具体的なエピソードを添えて)

次に、自分が今まで積んできた仕事上のスキルなどを紹介します。ここは、より具体的にどのようなことを信念として働いてきて、どのようなスキルを獲得し、どのような結果を出してきたのかというストーリーを記入します。

3.応募先企業で、経歴やスキルをどのように活かしていくつもりか

最後に、先の2で示した内容と、今回の応募先企業での仕事をリンクさせ「2で述べた経験がある自分なら、貴社で必ず活躍できる」というアピールをします。

理想的な基本構成は、この3部構成です。少し難しく感じるかもしれませんが、次に紹介する例文を参考に自分だったらどのように書くか、具体的にスキルやエピソードなどを洗い出してみましょう。

状況別に志望動機の例文を解説付きで紹介

では、基本構成が分かったところで具体的な例文も見ていきましょう。ぜひ志望動機を作成する際の参考にしてください。

1.未経験職種への転職の場合

【例文】


私は、顧客目線で物事を考え常に新しいサービスを展開している貴社の風土に魅かれ、応募させていただきました。前職では不動産会社の営業をしておりました。日々お客様に提案する中で「もっとお客様のニーズに応えたい」という思いから、プログラマーという仕事に興味を持ち、Java認定資格OCJ-Pを取得しました。


現在スクールにてJavaとPHPのスキルについて勉強中です。未経験ですが、前職で培ったコミュニケーション能力・顧客のニーズの把握・提案力を活かしたいと思い、応募いたしました。

【解説】

この例文では、自分がなぜその職種に憧れたのか・その職種の中でもなぜ今回の応募先企業を選んだのかが明確に書かれています。さらに、その職種に就くために未経験ながらも努力しスキルを身につけていることをきちんとアピールしています。

2.同業種への転職の場合

【例文】


私が転職活動をしている理由は、経理のスペシャリストになりたいと思ったからです。現職も経理業務ですが、人数がとても多く完全に分業制となっているため知識に偏りがあります。現在は、日商簿記検定2級を取得しさらに給与計算実務能力検定にチャレンジ中です。貴社では従業員自らがスキルアップを目指し挑戦していることに感銘を受け、応募いたしました。


貴社に採用していただいた暁には、即戦力になることはもちろん、足りない部分を少しでも早く身につけたいと考えています。また、現職では挑戦できない「監査法人対応」などへのチャレンジも考えています。

【解説】

こちらは、自分自身のスキルアップに重きを置いた志望動機の例文です。自分が「したい」と思ったことに対し、どれだけ本気で取り組んできたか、これからもどのようにスキルアップしたいかを存分にアピールしています。

3.第二新卒の転職の場合

【例文】


私は現在、営業事務を6年ほど経験しています。主に売上データや請求書の作成などを担当していますが、日々仕事をしている中で「もっとスキルを身につけ大きな企業で営業事務を経験したい」と考えるようになりました。多くの営業の方のサポートを通じてお客様へ貢献したいと考えています。


貴社の求人セミナーで先輩社員の方々に話を伺ったところ、営業事務の立場でも大きく裁量が与えられていると伺い、応募させていただきました。貴社に入社できましたら、どうしたらより皆様が働きやすい環境になるかを常に考えながら働きたいです。

【解説】

こちらの例文の場合、自分自身のスキルアップを目指した転職活動をしていること、応募先企業であればそれが叶うと思った根拠などを明確に述べています。企業側のニーズと、応募者側のニーズが一致していることを具体的に呼びかけています。

4.一度離れた職種への転職の場合

【例文】


私は以前営業職で働いており、一日何十人ものクライアントと話をしながら、全てのお客様のニーズに応えられないことにもどかしさを感じ、一度退職し企画職に転職しました。企画職にもやりがいを感じながらも、営業職の時に見ていたお客様の笑顔が忘れられず、企画職での勤務を5年経て、コンサルティング能力も上がった今、改めて営業職に挑戦したいという気持ちが強くなりました。


顧客の要望にそったオーダーメイドの注文ができる貴社であれば、私の思い描く営業活動に近く、成績でも貢献できると思い応募いたしました。

【解説】

一度離れた職種への転職の場合、「ダメだったから戻ってきたのか」と思われることは一番避けたいです。そのため、最初に転職をした理由、今回またその職業に戻りたい理由をしっかりと明確に記入することが必要です。

5.転職回数が多い場合

【例文】


これまで私は、営業・販売・接客・製造・一般事務の仕事で、合計5社で働いてきました。転職回数は自分でも多いと自覚しておりますが、どの企業で働いているときも自己研鑽を怠らず、精一杯尽力してまいりました。各企業に属した年にそれぞれの業種に役に立つ資格・試験に合格しております。


今回、過去に5社での業務経験のある私だからこそ、大手である貴社での幅広い知識や視野が必要とされる一般事務で貢献できると考え応募させていただきました。

【解説】

転職回数が多いと「またすぐ辞めるのではないか」と思われてしまいがちです。転職回数が多いときは「嫌になり投げ出したわけではない」ということと「多くの企業を経験した自分だからこそできる仕事がある」ということをアピールしましょう。

まとめ

志望動機は、履歴書や職務経歴書の各項目の中でも、採用可否を大きく左右する項目です。詳しく考えないままに書いてしまっては非常にもったいないです。また、自分の熱意や応募理由を、決められた文字数にまとめるというのも、また業務上生きてくるスキルです。


そのため採用担当者は、「読みやすさ」や「矛盾点は無いか」など、志望動機の構成も見ています。今回紹介した志望動機の書き方を意識し、例文を参考にしながら自分なりの志望動機を考えてみてください。



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