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「沈まぬ太陽」に見る日本の人事模様 内示を受けた際は「なぜか?」を考えよ

どの業界においても、ここ数年みられるのはテック系人材の抜擢である。金融機関などでも経営トップ層に理系出身者が抜擢される機会が増えた。世代交代も加速している。大企業においても、40代後半や50代前半のトップが誕生している。さらに、新任取締役、常務、専務の人事をみると、将来の社長候補が誰なのかも見えてくる。

一方、いち社員として気になるのは、上司や同僚の人事だろう。ここでも、異動や昇進・昇格の背景を探っておきたい。中には羨望、嫉妬などの感情が湧いてくることもあるかもしれないが、なぜその人材が抜擢されたのかは理解して損はない。左遷だとされる人事についても、何があったのか、その背景は可能であれば知っておきたい。

内示を受けた人の心構え

自身の人事については、内示を受けた際に「なぜなのか?」を確認しておこう。自分自身に期待されていることは何か、決定の背景などを確認すると、自身が望まない人事であっても、納得感は増す。

私自身、実は勤め人として久々にミッションの追加があった。学内の委員会の兼務が2つ増えたのだ。来年度は今よりも大学の仕事が忙しくなることが確定した。兼業主夫としては、なかなか大変になるのだが、妙な納得感があった。学園の向かう方向性や、自身に期待されていることが理解できたからだ。仕事が増えることについて、やらされ感ではなく、ワクワク感があるのはよいことだ。

この春、自身にしろ、上司・同僚にしろ、納得のいかない人事があったアナタへ。理不尽なことには、意外な合理性があったりする。好き嫌いは別として、だ。少しだけ冷静になって事態を理解したい。辞めたくなる人もいることだろう。耐えろとは言わない。ただ、スティーブ・ジョブスの「点と点をつなぐ」ではないが、すべての経験はきっと役に立つ。冷や飯を食うような経験にしろ、「いつか『情熱大陸』に出る日に、ネタになる」くらいに思うのも手だ。戦略的楽観視である。

もちろん、心身をすり減らしてまで働く必要はない。しかし、頼まれごとは試されごとでもある。短期の悲観と長期の楽観を大切に、前に進もう。


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