ウクライナ学生、福岡到着 日本経済大に避難希望

    ロシアのウクライナ侵攻を受け避難民となった、キエフ国立言語大で日本語を学ぶ女子学生3人が25日、福岡空港に到着した。受け入れを表明した福岡県太宰府市の日本経済大で約1年間、学生生活を送る。母親に背中を押され留学を決意したワレリヤ・トリフォノバさん(19)は家族と離れることに葛藤もあったというが「日本文化を学びたい」と話した。

    福岡空港で出迎えを受けるワレリヤ・トリフォノバさん(右から2人目)、オリガ・セミコニさん(右端)らウクライナの学生=25日午前
    福岡空港で出迎えを受けるワレリヤ・トリフォノバさん(右から2人目)、オリガ・セミコニさん(右端)らウクライナの学生=25日午前

    日本経済大によると、令和2年に学術交流協定を締結していたキエフ国立言語大に受け入れを打診。72人が避難を希望し、24日までに7人が到着した。まだ出国できていない学生と連絡を取り、来日時期を調整している。

    大学は3人に寮の部屋を提供し、学費も免除。生活をサポートするため、ウクライナ語を話せるスタッフの配置を予定している。

    3人は避難していたポーランドの首都ワルシャワを23日に出発し、長旅に疲れた様子。母親をキエフに残してきたというオリガ・セミコニさん(18)は、「一日も早くこの状況が良くなってほしい」と心配そうな表情で語った。


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