西日本大雨、災害に警戒を 広範囲で強風も、気象庁

    気象庁=東京都港区虎ノ門
    気象庁=東京都港区虎ノ門

    発達する低気圧の影響で、西日本から北日本の広い範囲では27日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけになりそうだ。気象庁は26日、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、高波に警戒を呼び掛けた。

    26日午前の1時間降水量は、鹿児島県屋久島町で38・0ミリ、長崎県新上五島町で37・5ミリに達する激しい雨を観測。山口県周南市で25・0ミリの強い雨が降った。

    気象庁によると、日本付近を進む二つの低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本を中心に大気の状態が不安定になる。積雪の多い地域は融雪による災害にも注意が必要だという。

    27日午前6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い場所で、四国200ミリ、九州南部180ミリ、九州北部、奄美120ミリ。

    27日にかけての予想最大風速(最大瞬間風速)は、中国、近畿、北陸、北海道23メートル(35メートル)、九州北部、四国、東北20メートル(30メートル)。波の高さは、東北、北海道6メートル、九州北部、四国、近畿、北陸で5メートルを見込む。


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