米国務省のポーター副報道官は25日の記者会見で、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が中等教育の女子通学の再開を延期したことに抗議し、中東カタールの首都ドーハで予定されていた暫定政権との会合を取りやめたと発表した。
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米政府はアフガンへの人道支援などをめぐり、タリバン暫定政権と対話を続けていた。ポーター氏は女子通学の再開延期決定が双方の関係を見直す「転換点」になると警告し、再開させる公約を守るよう促した。
ロイター通信によると、米国とタリバン暫定政権は今週末にドーハでアフガンの経済・財政問題について協議する予定だった。
タリバン暫定政権の教育省は23日から日本の中学・高校に当たる中等教育の女子通学を再開すると説明していたが、同日延期を発表した。国連や国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは憂慮する声明を出した。(共同)