サウジアラビアの国営通信は25日、サウジ西部ジッダにある国営石油サウジアラムコの施設がイエメンの親イラン組織フーシ派の攻撃を受け、石油タンク2カ所から出火したと伝えた。死傷者はいなかったという。
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ジッダでは27日、自動車のF1シリーズの大会が開催予定。ロイター通信によると、主催者側は安全対策を図った上で予定通り開催すると表明した。フーシ派は25日、ジッダなどサウジ各地を標的に弾道ミサイルや無人機で攻撃したとの犯行声明を出した。
サウジは2015年にイエメン内戦に軍事介入し、フーシ派の拠点を空爆。同派は報復として無人機やミサイルでサウジ領内を攻撃してきた。10日には首都リヤドの石油施設、19日から20日にかけては西部ヤンブーの製油所がフーシ派の攻撃を受けた。(共同)