ファーウェイ売上高28%減 21年、米制裁でスマホ苦戦

    【北京=三塚聖平】中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が28日発表した2021年12月期決算は、売上高が前年比28・6%減の6368億元(約12兆4千億円)だった。米政府が華為への半導体輸出を禁じていることにより、スマートフォン事業の打撃が大きかった。

    28日、決算発表会に臨むファーウェイの孟晩舟副会長兼最高財務責任者(左手前)(同社のウェブサイトから、共同)
    28日、決算発表会に臨むファーウェイの孟晩舟副会長兼最高財務責任者(左手前)(同社のウェブサイトから、共同)

    決算発表会には、孟晩舟(もうばんしゅう)・副会長兼最高財務責任者(CFO)が出席した。孟氏は、2018年12月にカナダで拘束されて米国で起訴されたが、昨年9月に司法取引が成立して帰国していた。帰国後に公の場に姿を見せるのは初めてとみられる。

    孟氏は「(売上高の)規模は小さくなった」と指摘。その上で、収益力など財務面の強化が進んでいるとし、「不確実性に対応する能力は絶えず向上している」との考えを示した。

    21年の最終利益は75・9%増の1137億元で、研究開発費は1427億元だった。


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