「MEO」とはなんなのか? 改めて定義してみると

    Googleマップ上の店舗情報最適化を指す「MEO」。実店舗における集客施策として注目されているが、誤った情報が流布したり、悪質業者も横行したりする現状がある。本連載では、巷でまことしやかに囁かれる誤った手法にも触れながら、「最新の集客手法・MEO」をわかりやすく解説する。

    こんにちは。「口コミラボ」編集ディレクターの石橋美奈子です。

    今回、連載のテーマとして取り上げる「MEO」は、一般にまだ浸透していない比較的新しい言葉であり、その定義も扱う人によって変わります。

    つまり、何を目指すのかはっきりしていない言葉で商売やマーケティングが語られているというのが現状であり、これは非常に危険だと私は考えます。「MEO」の目的や施策についてしっかりと定義し、今後具体的な施策について語っていく際、誤解を生むことがないようにしておく必要があります。

    そこで連載第一弾の今回は、本連載で用いる「MEO」の定義について解説します。

    本記事のPOINT


    1.一般的なMEOの意味は「Googleマップで上位に表示されるために、Googleマップ上の店舗・施設情報を最適化すること」。多くの人に使われているGoogle上での露出を増やせる集客施策として、近年注目されている。


    2.ただし、MEOの目的を「上位表示」のみとすることにはさまざまな問題がある。


    3.本連載では、MEOの目的を「Google経由での来店・予約を増やす」こと、そのために「まずは店舗・施設の情報を見てもらう」「見た上で来店したいと思ってもらう」ことができるような施策を行うこと、と定義する。

    一般的な「MEO」の意味は?

    MEOとは、「Map Engine Optimization」の略で、一般的には「Googleマップで上位に表示されるために、Googleマップ上の店舗・施設情報を最適化すること」と説明されることが多いようです。

    Googleマップは、国内外で圧倒的なシェアを誇り、日本では4,717万人が利用しています(参照:2020年 ニールセン調査)。

    また、Googleマップ上の店舗情報は、マップだけでなくGoogle検索にも表示されます。検索エンジンでもGoogleのシェアが77%と圧倒的です(参照:statcounter 2021年調査)。

    このように多くの人に使われているGoogleマップ・Google検索。ここに掲載されている店舗・施設の情報を「Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)*」を使って編集するなどの施策を行うことで、

    「Google上での店舗・施設情報の露出を増やせる」

    として、実店舗における重要な集客施策として注目されています。

    (* Googleビジネスプロフィール<Googleマイビジネス>…Googleが無料で提供している、オーナー向けの店舗・施設情報管理ツール。元々Googleマイビジネスという名称だったが、2021年11月に名称が変更されている)

    本連載での「MEO」の定義

    一般的な「MEO」の定義について述べたうえで、本連載における「MEO」について、改めて定義します。

    「MEO」の定義


    MEOとは、「主にGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)を用いて、Googleマップ上の店舗・施設情報を最適化すること」を指す。


    目的:Google経由での来店・予約を増やすこと(そして最終的に売上につなげること)


    最適化するための施策:

    1.まずは店舗・施設の情報を見てもらう…Google上で検索・表示される回数を増やす施策


    2.見てもらった上で「来店したい」と思ってもらう…検索・表示された後、お客様の次の行動を促す施策

    MEOについて、「ひとことで言うと」「目的」「施策」の3つの軸で整理しました。

    「主にGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)を用いて、Googleマップ上の店舗・施設情報を最適化すること」という定義は、一般的な「MEO」の定義とそこまで変わりません。

    大きく違うのは、目的や施策について定義していることです。

    実店舗の集客施策では、「来店・予約してもらう」ことで、売上を上げることが目的にあるはずです。これを前提とした上で、目的を達成するには何が必要なのかを考えることで、より効果的な施策を実施できます。そもそも、この目的があやふやだと、成果につながらない可能性もあります。

    また、行う施策は、まずは検索した人に見てもらうために、Google上で検索・表示される回数を増やす施策と、見たうえで来店したいと思ってもらうために、次の行動を促す施策の2軸に分けて考えていきます。

    見てもらう施策、次の行動を促す施策も、それぞれ3〜4軸に分けられるのですが、これは次回以降の連載で詳しく解説していきます。


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