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インド駐日大使、ウクライナ侵攻で「どの国の側にも立たず」

インドのサンジェイ・クマール・バルマ駐日大使が、訪問先の神戸市で産経新聞のインタビューに応じた。先月行われた国連総会の緊急特別会合などで、ウクライナに侵攻したロシアへの非難決議案が圧倒的多数の賛成で採択される中、インドが棄権したことについて、ロシアとウクライナの平和と対話を求めるためだったなどとし、モディ印首相が両国首脳とそれぞれ話をしていると強調した。主なやりとりは以下の通り。(聞き手 岩田智雄)

産経新聞のインタビューに答えるバルマ印駐日大使=3月31日、神戸市内のホテル(岩田智雄撮影)
産経新聞のインタビューに答えるバルマ印駐日大使=3月31日、神戸市内のホテル(岩田智雄撮影)

-インドの外交とはどういうものか

「非同盟を基本とする。インドはどの国とも分け隔てなく話ができる数少ない国の一つだ。ロシアとウクライナ、そしてロシアと西側諸国と等しく話ができる。パレスチナとイスラエルに対してもそうだったし、イラクとイランにも友好的に接した。戦略的に独立した外交政策をとってきたのだ」

―インドはなぜ国連での投票を棄権したのか

「決議案にはインドの国益が入り込めない要素があった。例えば、インドは平和と対話の実現を求めている。ロシアとウクライナは平和的対話のためのテーブルに戻らなければならなかった。インドはそれによって人道危機を解決しようとしている。インドはロシアが提案した国連安保理決議案も棄権した。明らかなのは、インドはどの国の側にも立たないということだ」

―インドは戦争停止のために役割を果たせるか

「最善を尽くしている。モディ首相はプーチン露大統領と3度、ウクライナのゼレンスキー大統領と2度話している。どれだけうまくいくかは多くの他の要因次第でもある」

―岸田文雄首相がインドを訪問した。両国間に課題はあるか

「ウクライナ問題に関しては日本は人道支援を重視している。インドもそうで、共有懸念であり課題だ。世界中の他の火種も共有課題だ。パキスタン、アフガニスタン、ミャンマー、北朝鮮、中国の威圧的な行動などすべてそうだ。課題は日印間にはないが国際的情勢の中で存在する」


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