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避難民20人政府専用機で移送 林外相、ポーランドに

ロシアの侵攻を受けて周辺国に避難したウクライナ難民の状況を視察し、さらなる支援につなげるため、林芳正外相が1日夜、岸田文雄首相の特使として、ウクライナの隣国ポーランドへ政府専用機で羽田空港を出発し、5日に帰国する。帰途には日本渡航を希望する避難民や在留邦人を同乗させる。1日時点で約20人が政府専用機での日本渡航を希望している。

記者会見する林外相=1日午後、外務省
記者会見する林外相=1日午後、外務省

林氏は出発に先立つ記者会見で「現地ニーズや避難民受け入れに際する課題などの把握に努め、今後の支援につなげていく」と語った。現地では首都ワルシャワに設けられた避難民収容施設や、ウクライナとの国境を視察するほか、ポーランド政府要人や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、非政府組織(NGO)職員との意見交換などを予定している。

当初は古川禎久法相が現地入りの予定だったが、家族の新型コロナウイルス感染に伴い急遽(きゅうきょ)、林氏が代わりを務めることになった。中谷元・首相補佐官、津島淳法務副大臣も同行する。

UNHCRによると、ウクライナの難民は400万人を超え、ポーランドやモルドバなど隣国に押し寄せて支援が喫緊の課題になっている。日本はこれまで、国内に親族がいる人らを中心に337人(3月30日現在)を受け入れており、在ポーランド大使館などに設置した「支援チーム」が、さらなる渡航希望者の把握に努めている。

政府はウクライナ支援で防弾チョッキなど自衛隊装備品を供与したが法的な制約もあり、人道支援や復興支援が中心となる。外務省幹部は「政府専用機に避難民を乗せて帰るのは、貢献を示すうえでシンボリック(象徴的)な意味がある」と語る。


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