• 日経平均26863.33-138.19
  • ドル円127.77127.80

ITアーキテクトとはどんな仕事? 求められるスキル・資格と目指し方

はじめに

IT部門において、非常に重要な存在である「ITアーキテクト」。ITアーキテクトは基礎的なITやシステムに関する知識だけでなくクライアント企業への理解や提案力・発想力など幅広いスキルが必要となります。

非常に重要で大変な仕事であるぶん、やりがいは大きく将来性も高いとされています。本記事では、そんなITアーキテクトについて詳しく解説していきます。

ITアーキテクトとは?

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)

ITアーキテクトとは、クライアント企業にとってどのようなシステムを使用するのがベストであるか、経営や細かい業務フローなどを理解した上で設計を行う職業です。

そのため、従来のシステムから最新システムに関する知識から、クライアント企業の業務に関する理解まで幅広く対応しなければならず、広い視野が求められます。最新の便利システム(便利ツール)がそのクライアント企業の業務フローにとって最適であるとは限りません。ユーザー層の把握や企業が現在使っているシステムのレベルなども含めて、新しく導入するシステムはどのようなものが最適かを総合的に考え、提案する必要があります。

▼システムエンジニアとの違いについて

システムエンジニアとは、基本的に既に決まったシステム方針に沿って実際にそのシステムを作っていく職業を指します。ITアーキテクトが提案し決定したシステムを作るのがシステムエンジニア、というイメージで考えていただければ分かりやすいでしょう。

ITアーキテクトの仕事内容

アーキテクトとは英語で「設計者」という意味です。その名の通り、クライアント企業のニーズに合わせてIT関連の設計を行うのがITアーキテクトの仕事です。クライアント企業がどのような業務を行っているのか、どのような業務フローで仕事を進めているのかなど詳しく把握したうえで、最適なシステムの提案を行います。その上で、業務要件定義から完成後の保守についてまでクライアント企業と確定させることを主な仕事としています。

大規模なシステム改善の場合、経営にかかわることもあるため場合によっては企業の経営陣と話をすることもありとても重要なポストです。業務要件定義がしっかり緻密になされていないと、そのあとのシステム構築にも影響があるため、システム構築に関する知識も必要となります。このように、ITアーキテクトの仕事は、設計だけではなく「ヒアリング・企画立案・提案・要件決定」まで幅広い役割を担っています。

ITアーキテクトのやりがい

ITアーキテクトのやりがいは、一番はやはり自分が考え、提案したシステムの運用が上手くいき、クライアント企業の業務が改善されたり、それによって感謝されることでしょう。

さまざまな業種がある中で、他社の業務フローを理解しシステムを考えるというのは簡単なことではありません。そのため、提案するまでにITアーキテクトの人たちはとても頭を悩ませたり、何度もクライアント企業先に足を運んだりします。

最新システムをポンと提供すればいいわけではなく、その企業にマッチしたものを考え、さらにそのシステムを使うことでどのような効果が得られるのかを説明し納得させる必要があります。

そのような大きな努力が実ったときというのは、なんとも言い難いやりがいを感じるものです。

ITアーキテクトの将来性

さまざまなIT技術が次々と生まれていく世の中で「便利なソフトやシステムがあるのは知っているが、どれが自社にマッチするのかいまいちわからない」と悩んでいる経営者はたくさんいます。そんな経営者に変わり、最適なシステムを提案するのがITアーキテクトの仕事です。

IT技術はこれからもどんどん進んでいくわけですから、ITアーキテクトの仕事の需要は一層増していくといえます。経営者や各企業のIT部門で働く人たちがみなITに詳しいと思ったら大間違いです。IT部門を持っていても実態はほとんど委託していることも。また、IT技術が進化していくことによってIT技術に疎い人はどんどん置いて行かれてしまうことも考えられます。

こういった背景を考えると、ITアーキテクトの役割はこれからの時代どんどん重要になってくることでしょう。

ITアーキテクトに求められるスキル・資格

ITアーキテクトに求められるスキルは、以下のようなことが挙げられます。

▼基本的なITに関する知識・経験

ITでどのような課題が解決できるのか、それらを把握していないとシステムの企画はできません。そのため、システムの設計に関する知識や経験は必要不可欠です。

▼クライアント企業への理解

自分の経験やしたことのある業務だけでなくその時担当する企業に対して「この企業で働く人はどのようなことで困っているか」「どのようなシステムを組めば効率化が進むか」を想像する力が必要です。

▼システムを使った業務の構想力

相手企業の業務フローや求めるシステムなどを理解した上で、どのようなシステムを構築すればいいのか、構想力も必要です。ITアーキテクトの仕事の中で一番の要となる部分です。

▼コミュニケーションスキル

表面上だけで「どのようなシステムが欲しい」「このようなシステムはどうか」というやり取りをしても、実務に役に立たないことも多いでしょう。実態やニーズをしっかりと聞き出すコミュニケーションスキルは非常に重要です。

▼提案・プレゼンスキル

自分が考えたシステムについて、システムを理解していない人に対して提案し採用してもらうには、プレゼンスキルが非常に重要です。

ITアーキテクトに向いている人

ITアーキテクトに向いている人の特徴は、以下のような特徴が挙げられます。

  • 常に新しいことを学び続けることができる人
  • 新しい技術を学ぶことに挑戦するのが好きな人
  • 人の立場にたって物事を考えられる人
  • 論理的に物事を考えられる人

ITアーキテクトは、常に最新のシステムについて学び続けなければなりません。さらに、先ほども解説しましたがクライアント企業にとってどのようなシステムが重要なのか、その従業員の立場に立って考える必要があります。また、システムを組むにあたって論理的思考は必要不可欠です。

もちろん、専門的な知識や技術は必要ではありますが、それに加えてこういった特徴がある人は、ITアーキテクトの仕事に向いているといえるでしょう。

ITアーキテクトへの転職を目指す方法

ITアーキテクトへの仕事に就くには、紹介してきた通り幅広い知識やスキルが必要です。単なるシステムへの理解だけでなく、ヒューマンスキルともいえる部分も必要とされます。そのため、幅広い知識が必要であるということは覚悟しておきましょう。

まず第一関門として、システム面のスキルが必要です。ITアーキテクトを目指す方の多くは、システムエンジニアやプログラマー経験を持っている人ですが、全くの未経験の場合はまずシステムについての勉強から必要になります。

既にシステムの業務経験がある人であっても、「システムアーキテクト試験」に挑戦するのをおすすめします。この試験に合格することで、転職市場ではかなり有利になるといわれています。未経験の場合は独学で勉強する方もいますが、専門性が高いためスクールに通うなどで勉強をする方が多い傾向にあります。

まとめ

ITアーキテクトの仕事は、これからもどんどん需要を増していくと予想されています。それらを考えると、今からITアーキテクトの仕事への転職を考えることは賢い選択といえるでしょう。

ただし、ITアーキテクトには多くのスキルを要求されるため、システムの勉強はもちろんのこと、転職先の企業がターゲットとする業界への理解も必要です。まずはアーキテクトに関する資格取得を目指しながら、転職活動をしてみてください。



Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)