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大阪知事、感染者「完全に下げ止まり」 拡大兆候の指標が警戒水準

大阪府の吉村洋文知事は5日、新型コロナウイルスの感染拡大の兆候をとらえるための指標が4日に警戒レベルに達したとして、府内の感染者数の動向について「完全に下げ止まった」との認識を示した。府は24日までを年度替わりの「集中警戒期間」に設定。歓送迎会シーズンで接触機会の増加が想定され、自粛要請基準「大阪モデル」は「非常事態」の赤信号を当面継続するとした。

大阪府民に感染対策の徹底を呼びかける吉村洋文知事=5日午後、府庁
大阪府民に感染対策の徹底を呼びかける吉村洋文知事=5日午後、府庁

府は「見張り番指標」として、感染拡大傾向がほかの年代より先に表れやすい20~30代の新規感染者数について、①7日間平均がおおむね50人以上②7日間平均の前日比が4日連続で増加-の双方を満たした場合、警戒を呼びかけるとしている。

①は1月6日以降、約3カ月にわたって50人以上が続き、今月4日は1253人を超えた。②の前日比は3月下旬に増加傾向が表れ、今月4日に基準を満たした。

大阪モデルの指標である全体の病床使用率と重症病床使用率は、3月29日に非常事態の解除基準を満たしたが、吉村氏は今月5日、「警戒」を示す黄信号への移行について「感染状況を踏まえて対策本部会議で判断する」と述べた。対策本部会議は今月中旬までに開くとした。


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