富士フ医療機器7000億円 令和8年度売上高、倍増目標

    富士フイルムホールディングスは5日、医療機器事業の売上高を令和8年度に7千億円へ増やす目標を発表した。2年度実績の約3500億円の2倍となる。画像診断サービスの拡充や人工知能(AI)技術の活用で成長を図る。

    かつて主力とした写真フィルムの市場が平成12年以降、劇的に縮小したことに伴い、医療や化粧品など「ヘルスケア分野」への投資を進めてきた。令和2年度のヘルスケア分野の売上高は5678億円で、8年度には1兆円に増やす計画だ。

    医療機器事業はヘルスケア分野の中核を担う。内視鏡やMRIといった画像診断システムに加え、新型コロナウイルスの検査などを幅広く手がけている。3年度の売上高は5千億円を超える見込みで今後は海外ビジネスの拡大やAI技術を活用した製品開発を加速させる。


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