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福岡市・油山を民活で再整備 JR九州など

豊かな自然や農林業に触れあえる拠点として親しまれてきた油山市民の森と油山牧場(いずれも福岡市南区)が、大幅にリニューアルする。両施設を管理する福岡市は、JR九州を代表とする企業体に再整備の委託を決めた。6月までに事業の詳細を決定する。

福岡市民の森・牧場のリニューアルを発表する福岡市の高島宗一郎市長(右)とJR九州の青柳俊彦会長=4日、福岡市中央区
福岡市民の森・牧場のリニューアルを発表する福岡市の高島宗一郎市長(右)とJR九州の青柳俊彦会長=4日、福岡市中央区
市街地や博多湾まで一望できる油山牧場
市街地や博多湾まで一望できる油山牧場

「ビジョンは『人と都市と自然の共生』だ。今まで以上に魅力的な、九州の未来につながる新たな街づくりを目指す」

JR九州の青柳俊彦会長は、概要を発表した記者会見でこう強調した。

計画では、約140ヘクタールの敷地に九州最大規模となるオートキャンプ場や豪華なグランピング施設、自然の中でリモートワークできる「森のオフィス」などを整備する。ほかにも、ミシュラン一つ星レストランが運営するレストランなども新設する。

企業体には、JR九州のほか、アウトドアメーカーのスノーピークをはじめ「実績と志のあるメンバー」(青柳氏)が入った。市民の森や牧場は博多駅などのターミナル駅からは遠い。JR九州にとってこれまでの沿線開発から一歩踏み込んだ形となる。この点について青柳氏は「駅を中心とした開発でなく、街に出ていく第一歩だ」とした上で、将来的にはさまざまな移動手段を組み合わせる「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の導入を検討する考えを示した。

今回の再整備は、高島宗一郎市長が掲げる森林機能の向上によって快適で豊かな市民生活の実現を目指す「福岡グリーンネクスト」にとって象徴的なプロジェクトだ。市街地から近く「一人一花運動」の拠点として機能強化を進める福岡市植物園とともに、「グローバルなビジネスを展開しつつ、山や海でリフレッシュできる環境がある都市」(高島氏)として、ポストコロナ社会での都市間競争に向け、大きな武器にしたい狙いだ。

一連の整備は、営業を続けながら進め、令和5年度中の完成を目指す。


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