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小沢一郎氏は「権力闘争」の人 藤井裕久元財務相が自伝出版

自由党や民主党の幹事長などを歴任した藤井裕久元財務相(89)が自伝「公に尽くす-平和こそすべての礎」(神奈川新聞社)を出版した。政治活動を共にしてきた立憲民主党の小沢一郎衆院議員を、随所で「権力闘争」の人物と指摘、消費税の福祉目的税化を「最初に主張した」政治家であるのに、民主党政権下では「政策より政局を優先」させて消費税増税に反対したと断じた。

藤井裕久著「公に尽くす ―平和こそすべての礎―」
藤井裕久著「公に尽くす ―平和こそすべての礎―」

藤井氏は、消費税の福祉目的税化を「私自身の政治テーマ」とし、平成5年に自民党を離党、新生党結党に参加したのは福祉目的税化の実現に「小沢さんの手腕が必要だと考えていたから」と小沢氏に期待を寄せていた。

細川護熙政権が誕生する直前、後に首相となる当時の羽田孜党首ら新生党4議員とともに党代表幹事の小沢氏に呼ばれ、「ただ『大臣に就いてもらう』と告げられました」という。

蔵相に起用された藤井氏を含む5人全員が入閣した上、「新生党が大事なポストを抑えており、小沢さんの政治力を改めて見直しました」と振り返った。

平成16年、民主党幹事長として臨んだ参院選で同党が初めて自民党に勝利したにもかかわらず、「小沢側近と称する議員たち」の反発で幹事長続投を断念、「初めて小沢さんに不信感を持ちました」と記した。

23年夏に菅直人政権の退陣が決まると、小沢氏に「一杯飲み屋」で民主党代表選出馬を要請されたが即座に拒否。「小沢さんの民主党離党を機に彼と袂(たもと)を分かちました」としている。

藤井氏は、当時の大蔵省で官房長官秘書官、主計局主計官を務めた後、昭和52年に参院初当選。平成2年から衆院議員になり、24年に政界を引退した。


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