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九電が産業用機械向け蓄電池 脱炭素追い風に

九州電力が産業用機械向けのリチウムイオン電池パックの製造、販売事業に進出する。脱炭素の潮流が世界的に進む中、解決策の1つとして、電化の推進が挙げられる。建設現場で使われる重機は大半が内燃機関で稼働する。今後、これらを電化する需要が高まると見込み事業化を決めた。同社によると、大手電力会社としては初参入となるという。

九州電力が開発したリチウムイオン蓄電池パックを機械に搭載し、動作などを確認した実証実験(同社提供)
九州電力が開発したリチウムイオン蓄電池パックを機械に搭載し、動作などを確認した実証実験(同社提供)
産業用機械向けリチウムイオン蓄電池パックの販売事業に進出すると発表する九州電力の西山勝上席執行役員(中央)ら
産業用機械向けリチウムイオン蓄電池パックの販売事業に進出すると発表する九州電力の西山勝上席執行役員(中央)ら

使用するのは市販の電気自動車(EV)用リチウムイオン電池で、個別の機器ごとにあわせた制御機能を付加して出荷する。今回、粉砕機大手の中山鉄工所(佐賀県武雄市)などと共同で開発した機械では、1時間の充電で最大4時間程度運転が可能だという。

九電は脱炭素社会の実現のため電化の推進を掲げている。乗用車だけでなく、産業用機器も、内燃機関を電動化することで二酸化炭素(CO2)の排出量削減につながる。本業の電力事業で培ってきた充電時の電圧などを制御する技術を応用して動力の転換を支援する。

今後、全国の建機メーカーなどと連携し、開発を進め、ベルトコンベヤーなどへの導入も目指す。事業の目標として10年以内に年1万台の出荷と、売上高300億円の達成を掲げている。


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