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NEC、最先端AIで次世代コロナワクチン開発へ 変異に強く長持ち

NECは8日、最先端のAI(人工知能)技術を使って、新型コロナウイルスを含め100種類以上のウイルス群に対応するワクチンの開発を始めたと発表した。効果が長持ちし、ウイルスの変異にも強い次世代ワクチンを目指す。あらゆるウイルスに共通する抗原を見つけ出し、次のパンデミック(世界的大流行)に備える。

現在のワクチン開発はパンデミックが起きてからその感染症に特化して開発に着手する方法が主流だ。しかし、この方法だと流行初期にワクチンのない期間が生じてしまう。コロナ禍でも流行初期は世界中で多くの死者が出た。

このためNECはあらかじめ次のパンデミックの候補となるウイルスに共通する抗原を特定し、どんな感染症にも予防効果を発揮するワクチンの開発に乗り出した。独自のAIと数理最適化技術によって、100以上のウイルスから得られる膨大な量の遺伝子データを解析し、人の免疫を最も活性化させ、ウイルスの変異にも強い抗原の組み合わせを効率よく見つける。

さらに感染した細胞を攻撃する「T細胞」が持つ免疫を長持ちさせる機能に着目。ウイルスの侵入を防ぐ「抗体」との二段構えでワクチンを設計する。

国際基金「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」の資金拠出を受けて進める。今後1年半で抗原を探索し、その後6カ月間かけて免疫反応試験を行う。いい結果が得られれば、安全性や有効性を確認する試験に進む。


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