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中国1~3月期GDP4・8% 政府目標を下回る

【北京=三塚聖平】中国国家統計局が18日発表した2022年1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比4・8%増だった。昨年10~12月期(4・0%増)からは拡大したものの、22年通年の政府目標「5・5%前後」を下回った。直近の動きを色濃く反映する前期比では1・3%増と、昨年10~12月期(1・5%増)から減速した。

封鎖を控え、人けがなくなった中国上海市の繁華街「南京東路」=3月30日(共同)
封鎖を控え、人けがなくなった中国上海市の繁華街「南京東路」=3月30日(共同)

中国各地での新型コロナウイルスの流行を受けた移動制限の広がりに加え、ロシアのウクライナ侵攻による原材料価格の上昇も影を落としている。コロナ禍が深刻化する前の1~2月が好調だったため伸び率が拡大したが、足元で景気減速懸念が強まっている。

同時に発表した3月の主要経済指標を見ると、景気の冷え込みが鮮明となっている。消費動向を示す小売売上高は前年同月比3・5%減に転落。マイナスは20年7月以来だ。当局の感染対策の影響を受けやすい飲食店収入は16・4%減だった。1~2月(8・9%増)から急激に失速した。

工業生産は5・0%増で、増加率は1~2月(7・5%)から縮小した。中国経済を支える自動車の生産量は4・9%減だった。移動制限によるサプライチェーン(供給網)の混乱が響いたとみられる。

投資動向を示す固定資産投資は、1~3月の累計で前年同期比9・3%増で、1~2月(12・2%増)から落ち込んだ。不動産開発投資は0・7%増で、1~2月(3・7%増)から縮小。中国政府による不動産業界への規制強化を受けて冷え込みが深刻化しているもようだ。

統計局の付凌暉(ふ・りょうき)報道官は18日の記者会見で「国内外の不確実性が増大し、経済発展はやや多くの困難と難題に直面している」と指摘した。


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