大阪市は20日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン8万回分以上が25日に使用期限を迎えるため廃棄する方針だと明らかにした。米ファイザー製の方が需要が高く、想定よりも接種希望者が少なかったことが要因。
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市によると、1月下旬に国からモデルナ製約30万回分が納入されたが、うち8万回分以上が余っている。市は1、2回目の接種状況などを踏まえて必要な量を発注したが、使用期限までの期間が短いワクチンが納入されたことも影響した。
松井一郎市長は「副反応の不安から打たない人がいる。人気のあるファイザー製をできるだけ多く配給してほしいが、これは国が決めることだ」と市役所で記者団に語った。