4月は新社会人が増える季節。さらに今年度は、18歳が成人年齢となる記念すべき年でもあります。「私にも社会人1年目があったなぁ…」なんて遠い目になりますが、今となっては“ベテラン社会人“の域に入ってきているのが現実です。社会人も、“ベテラン”ともなると、「人を見る目」がどんどん養われていくものです。
特に、受付嬢として一日何百人もの人と接した経験から「人を見る目」が鍛えられました。経営者としても、お取り引き先や採用面接などでたくさんの人々にお会いしてきました。今回はそんな私が人とお会いするとき、瞬時にどんなところに注目しているかを明かしてみようと思います。あくまで私の主観ですが、どうぞご期待ください(笑)。
「つま先」から垣間見える性格
「尖っていると嫌われる…」と聞くと、尖った性格や尖ったキャラクターを想像される方が多いのではないでしょうか。正解はそのどちらでもありません。
では、何が尖っていると微妙なのかというと、「靴のつま先」です。
▼ビジネスシーンではマイナス印象
私の経験上、ビジネスシーンでつま先が尖っている靴を履いている人に良い印象を持ったことがあまりありません。つま先が尖っている靴を選ぶ人は、「主張が強い」「思考が偏っている」傾向があると分析しています。
あくまでも私の主観ではありますが、「尖る」という言葉はどちらかというとネガティブな印象を与える言葉です。刃物など、尖っているものに対して、人は危険を感じ、注意を払いますよね。プライベートなシーンで何を身に着けるかは個人の自由です。しかし、ビジネスシーンでそうした尖ったアイテムを身につけるということは相手に警戒心を抱かせる可能性があると私は考えます。
相手への「配慮が足りない」とも解釈できますし、「自己主張を優先している」とも捉えられると思います。
▼なぜ面接でファッションチェックが重要か
コロナ禍の影響もあり採用面接をオンライン形式で済ませることが多くなっていますが、弊社では、選考過程で必ず一度は対面形式での面接を組み込むようにしています。それは、この「尖っているかどうか」をチェックするためでもあるのです。
ビジネスシーンでのファッションというのは、自身の印象だけでなく、会社の印象にもつながります。従業員がそういった感覚を持てているか否かは会社にとっても重要です。プライベートのファッションでは個性を出すことも素敵だと思いますが、ビジネスシーンにおいて、つま先の尖ったファッションに「いい印象」を持つ人は少ないと思います。
眉毛も口ほどに物を言う
「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますよね。たしかに相手の目に注目していますが、それ以外の部分で私が日々、注目しているのは相手の「眉毛」です。