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「競争しない戦略」で高収益を誇るキーエンス 企業は「競争の弊害」をもう無視できない

競争を避ける企業「キーエンス」

「競争が始まったら、もうその分野のうまみはなくなる」ことを強く意識していることで有名なのはキーエンスです。

売上高営業利益率が約50%の高収益企業として知られるキーエンスは制御機器などを扱うメーカーですが、顧客との対話を重視して、顧客に合った製品を新しく作り出して高価格で販売することで成長している企業です。

「新しく作り出した製品」によって顧客企業のカスタマーサクセスを実現すると、その評判から新規参入が登場します。「同じような製品をより安く」するプレイヤーです。キーエンスは、このようなプレイヤーが登場すると、あまり戦うことなくカタログ落ちさせてしまいます。類似製品による競合増加・競争激化は薄利多売化の始まりです。

そして、そこに組織としてヒト・モノ・カネを投入し始めると、「新たなビジネスのタネ」を創り出す力が損なわれると考えているのです。

「競争」をどう使いこなすか

企業戦略・人材育成において、「競争による成長」は自明なものではありません。昨今では副作用の方が大きいとも言われています。「疲弊する」とは、新たなサービスを創り出す組織の仕組みが失われ、人材がいなくなることを意味します。

とくに人材育成に関しては、「競争による成長」は難しい時期にきています。「競争」とどう向き合い、どう使いこなすのかが問われているといえるでしょう。

【今日から使えるロジカルシンキング】は子供向けにロジカルシンキングのスキルを身につける講座やワークショップを開講する学習塾「ロジム」の塾長・苅野進さんがビジネスパーソンのみなさんにロジカルシンキングの基本を伝える連載です。アーカイブはこちら


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