• 日経平均26874.413.14
  • ドル円135.24135.25

社内の「佐々木朗希」を潰していないか 若者の活躍とマネジメント

新人の活躍に危険な要素も

先日、ハッとさせられたのは、勤務先である千葉商科大学での卒業生からの相談である。本学では、20代を中心とした卒業生向けにLINEで情報発信をしている。私はその中で、キャリアに関することを中心に相談コーナーを担当している。

最近対応した相談の一つに、「新人でも企画を通すには、どうすればいいでしょうか?」というものがあったのだ。元企画担当として、数々の斬新な企画を通し、実行してきた立場としてアドバイスをしたのだが、最後に“ちゃぶ台返し”的にこう問いかけた。「新人時代に、企画が通るのが、果たしていいことなのか?」と。そう、新人時代に企画が通るのは、実は危険な要素もあるのだ。

(Getty Images)※画像はイメージです
(Getty Images)※画像はイメージです

新人の努力はまったく否定しないが、新人時代に通る企画というのは、上司や同僚の多大なるバックアップによるもの、単にラッキーだったもの、「新人が考えた企画」を社内外にアピールするために意識的に作られたものということもある。新人時代に企画が通ってしまうことにより、のちのち苦労することもある。

「若くして活躍」ということを採用時に刷り込まれているという場合もあり、焦るのだろう。この「若くして活躍」は年齢の壁をぶち破っているようにも見えるが、若者の酷使にもつながる。少しだけ冷静に考えると、新人でもバンバン企画が通るなら、会社も社会もよりよいものになっていないか。ただ、必ずしもそうではないところに、仕事の奥深さがある。

佐々木投手の活躍と、若い卒業生からの相談で、「若者の活躍」とマネジメントについて考えてしまった。若者を、過度に頑張らせてはいけない。新入社員、若手社員と向き合いつつ、対話を重ね、彼ら彼女たちがどうなりたいのかを受け止めつつ、対応しよう。新入社員よ、新入社員疲れ、若者疲れをしてはいけない。


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)