経済打撃、月9千億円必要 ウクライナ大統領が演説

    世界銀行と国際通貨基金(IMF)は21日、ウクライナ支援のための閣僚級の円卓会議を米首都ワシントンで開いた。オンラインで演説したウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの軍事侵攻による経済的な打撃を補うため、最大で月70億ドル(約9千億円)の援助が必要だと要請。「世界の全ての国がロシアとの関係をすぐに遮断するべきだ」と訴えた。

    円卓会議は世銀などの春季会合にあわせて開催。世銀のマルパス総裁やIMFのゲオルギエワ専務理事の他、イエレン米財務長官ら各国の経済閣僚も参加した。日本からは鈴木俊一財務相が出席した。

    ロシアへの非難をめぐって、世界経済を巡る国際的な協議の場は相次ぎ亀裂が露呈。20日には20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議、21日にはIMFの運営方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)で共同声明の作成が見送られた。(共同)


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