北海道・知床半島沖のオホーツク海で観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)=19トン」が浸水し、乗客乗員26人が安否不明となった事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は24日、新たに3人を発見したことを明らかにした。いずれも意識不明という。見つかったのは計7人となった。1管などによると、知床岬先端で先に救助された4人も意識不明で病院に搬送された。
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運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人を現地に派遣すると発表した。
船には大人22人、子供2人の客計24人のほか、船長と甲板員が1人ずつ乗っていた。
船は23日午前10時ごろ、斜里町ウトロの港を出た。午後1時15分ごろ、港から北東約27キロの「カシュニの滝」付近から「船首が浸水している」と1管に救助要請があり、運航会社「知床遊覧船」(同町)に午後2時ごろ「30度ほど傾いている」と連絡した後、音信が途絶えた。