鈴木俊一財務相は26日の閣議後記者会見で、ワシントンで先週21日に開かれた日米財務相会談で急速な円安ドル高に対応した為替の協調介入を議論したという一部報道について、「その報道は事実に反する」と否定した。

日米会談後の会見で、鈴木氏は為替相場の安定に向け日米で緊密に意思疎通を図ると確認したことなどを説明しており、「そこで述べたことが全てだ。それと違うような報道があることについては、事実ではない」と指摘した。
TBSは22日、日米財務相会談で協調介入を議論したと報じた上で、「後ろ向きな反応ではなかった」との日本政府関係者の話を紹介していた。