今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、来日を見送った選手もいた。それを差し引いても今大会は、日本人の活躍が目立った。スケートボードの男子ストリートと同女子パークでは表彰台を独占。東京五輪で唯一、メダルがなかった同男子パークでは初出場の永原悠路(ゆうろ)が4位に食い込む健闘をみせた。スケートボード日本代表の西川隆監督は「日本開催で日本選手が出るチャンスが増えた。結果を出すことで次につながる」と競技強化面のメリットを挙げた。
ファッションや音楽と融合し、若者を中心に広まったアクションスポーツ。深夜の騒音問題など悪いイメージを持つ人も少なくない。大会組織委員会の河野真二実行委員長は「(新型コロナ禍の)厳しい状況の中でできたのは満足しており、皆さんに知ってもらうきっかけになった。アクションスポーツに触れていない人たちのマイナスのイメージを払拭させ、日本の文化にアクションスポーツを浸透させたい。1年で終わるつもりはない」と継続開催に意欲をみせた。(運動部 神田さやか)