今年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるインドネシアのジョコ大統領は29日のビデオ声明で、28日に電話会談したロシアのプーチン大統領が、11月にバリ島で開催するG20首脳会議(サミット)に「出席する」と述べたと明らかにした。
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、記者団に、プーチン氏のG20サミットへの出席は決まっていないと述べた。ロシアはG20サミットが成功するよう最善を尽くす用意があると述べた。ロシア通信などが伝えた。
ジョコ氏によると、プーチン氏は首脳会議への招待に謝意を示した上で、出席意向を伝えたという。またジョコ氏は、プーチン氏に即時停戦と和平交渉の機会を求めたという。
同じビデオ声明でジョコ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領とも27日に会談し、ゼレンスキー氏をG20サミットに招待したと表明した。(共同)