山梨県道志村の山中で令和元年9月に行方不明になった小倉美咲さん(9)のものと類似する靴が発見されたことを受け、母のとも子さんが29日、報道陣の取材に応じ、「鑑定が終わるまで、娘のものとは信じたくない。娘が見つかるまで探し続けたい」と話した。
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とも子さんは28日夜、発見された靴の写真を県警に見せられたという。とも子さんはこの日、美咲さんが行方不明になったキャンプ場で取材に応じ、「当時、美咲が履いていたものと同じ種類だった」と明かした。一方で、「靴に名前を記入したか、シールを張り付けていたはずだが、そうしたものは見つからなかった」とし、「(見つかった靴が)美咲のものではないと信じたい」と、涙ながらに語った。
とも子さんは28日午後、人骨が発見された現場近くを訪れた。同日夕、美咲さんが履いていたものと同じ製品の靴が見つかったと知らされ、「本当にショックを受けた」と心情を吐露。同時に、「美咲が無事に帰ってくることをあきらめていない」と話した。
県警は29日も午前9時ごろから40人態勢で捜索。発見された人骨や靴の鑑定も進め、美咲さんとの関連を慎重に調べる。