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「一日も早く手元に」 家族に疲労、知床観光船事故

北海道・知床沖の観光船沈没事故から1週間となった30日も、海上保安庁や地元漁師らによる懸命の捜索が続けられた。現在も12人が行方不明となっており、救助を待つ家族にも疲労の色がにじむ。斜里町内に設けられた献花台には犠牲となった14人を悼み、たくさんの花が手向けられた。

北海道・知床半島沖で捜索する海上保安庁の巡視船=30日午後5時20分(共同通信社ヘリから)
北海道・知床半島沖で捜索する海上保安庁の巡視船=30日午後5時20分(共同通信社ヘリから)

事故で亡くなった東京都葛飾区の加藤七菜子ちゃん(3)の祖父、和彦さんが同日、報道陣に胸中を明かした。和彦さんによると、七菜子ちゃんと両親の3人は1週間の北海道旅行にきており、函館、洞爺湖、帯広などを観光。飛行機で東京に戻る予定だった最終日の23日、両親の夢だった知床観光のクルーズをしたという。

七菜子ちゃんの父親の死亡が30日に確認されたが、母親はまだ見つかっていない。和彦さんは、「一日でも、一日でも早く、私たちの手元にかえしていただきたい」と涙ながらに話した。

和彦さんは、捜索活動を続ける斜里町や羅臼町の漁業関係者、献花台に花を供えてくれている人などに対し、感謝の言葉を述べた。一方で、家族らへの取材が過熱している報道各社に対し、「どうかそっとしておいてください」と、取材の自粛を求めた。

斜里町の馬場隆町長は、事故当日に同町に駆けつけ、現在も発見を待ち続けている家族がいるとし、疲れがたまっている様子だとした上で、「早く見つけてほしい。どうしてこのような事故を起こしたのか、確認したいという思いを感じる」と話した。

30日も早朝から捜索活動が続けられた。カズ・ワンが出発した斜里町・ウトロの港では、役場の職員や消防署員らを乗せた漁船と観光船が捜索に向かい、夕方に帰港した。

遺体安置所になっている町中心部の施設に設けられた献花台には、町内外から多くの人が花を供えに訪れていた。現在も子供1人が行方不明になっており、ぬいぐるみなども多く供えられていた。


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